西洋ミツバチに関する事なら誰でも自由にお使い下さい。
質問する際は、なるべく名前の横に都道府県を明記していただけると飼育環境等を把握できるので回答しやすくなります。
投稿できる写真の大きさは300KB以下です。書き込み時に入力するパスワードで投稿を修正・削除できます。
パスワードの未設定・パスワード忘れなどで投稿を修正・削除できない場合は、管理者までメールしてください。
管理者:浦添養蜂園 urasoe.apiary@gmail.com 浦添養蜂園サイト
西洋ミツバチ掲示板
始動! - M/鹿児島
2017/05/11 (Thu) 20:44:53
昨年と一昨年、もっともこの掲示板を賑わせたのは「大スズメバチ」関連ではないでしょうか?
日本のハチ飼いを悩ませる外部要因の第1は大スズメバチ問題だと思われます。私をはじめこの掲示板を訪れる皆さんも同じではないでしょうか。
大スズメバチの習性を利用した捕獲器、粘着版、瞬殺を期待した電気柵、などなど、試作を繰り返しましたが決定打が今一つありません。
そして、最後に登場したのが空洞箱方式。
この方式は大スズメバチを撃退するのではなく、ミツバチの習性を利用したもので、すなわち、大量虐殺が起きる要因はミツバチが大スズメバチに対して応戦するから起こるのであって、ミツバチの応戦を止めれば大量虐殺には至らない!という理論から成り立っています。
大スズメバチが襲撃してヤラレても、ヤラレても巣箱から出てきて戦うミツバチは1群のほぼ総数が2~3時間以内に全滅する悲惨な戦いとなります。
これは巣門の戦いにおいてミツバチが殺されて警報フェロモンを発するから、そのフェロモンは巣箱内に行き渡り、総員出動態勢になるから起こり得ます。
そして、ミツバチが敵と認識する距離は30センチ内外と言われています。逆に言えば30センチ以上離れていれば敵として認識しない、つまり、襲ってこない、応戦しない、ということになります。
そこで、昨年後半になり試作したのが空洞箱方式。
巣箱のハチをすべて継箱に移し、継箱の下に空洞箱を設置する方式で、巣門(第1巣門)は継箱の奥に下向きに作り、空洞箱にも広い巣門(第2巣門)を作り、第2巣門は7ミリ角の金網を付けるというものです。
こうすることにより、ミツバチは第1巣門を居住区の巣門と認識し、第2巣門はただの通り道ということになります。(門番ハチは常駐しない)
第2巣門で大スズメバチに襲われても警報フェロモンは継箱内までは届かず、ミツバチは応戦体制を取らないわけです。
また、第2巣門で襲われてもミツバチのほうが動きが素早く、大スズメバチの狩りはほとんど成功しません。そして、肝心なことは大スズメバチもミツバチの応戦がなければ仲間を呼ばないということです。つまり、コガタスズメバチやキイロスズメバチと同じく、狩りをしても1匹ずつですから被害は軽微で済みます。
これらのことは昨年後半に実証済みですが、まだ、確定的とは言えません。(実証テストが短すぎる)
そこで、今年はすべての巣箱に空洞箱を取り付け実証試験を続けるつもりで、空洞箱の制作に取り掛かっているわけです。
空洞箱は現在の巣箱を応用できますが、総合的に勘案した結果、専用の空洞箱を作ることになりました。
私は巣箱のおよそ半分くらいの高さで作っています。
Re: 始動! - う@沖縄
2017/05/23 (Tue) 17:11:07
誘引液に乳化剤(ポリソルベート等)をほんの少し入れると、ハチが水に沈みやすくなりますよ。
ビックリするくらい沈むのでお試しあれ(笑)
Re: 始動! - M/鹿児島
2017/05/23 (Tue) 05:59:15
梅雨前の、おそらく、初夏の流蜜期の最後になるであろう2回目の採蜜を実施しました。その際、珍しくもキイロスズメバチの女王を捕えました。
この時期は巣作りを開始したばかりで、巣内ではまだ、働き蜂の羽化は始まっていないはずだし、たった、1匹で巣作り、産卵。子育て、採餌と孤軍奮闘する女王蜂です。
コガタスズメバチも大スズメバチも同じだと思われます。
巣はせいぜい、大きくても握りこぶし大くらいで、爆発的に増殖する前のおとなしい?ときでもあります。
このチャンスをハチ飼いは逃がしてはなりません。(笑)
女王蜂をやっつければ大きくなり始めた巣は自然消滅です。
2リットルクラスのペットボトルでどんどん捕まえましょう。ペットボトルの作り方は検索すればいっぱいありますが、注意点は、丸形で、段差のないものが推奨です。
丸形段差なしでないと、ヤツらは底の誘因液で溺れる前に這い上がってきます。当地においてはキイロもコガタも、そして大スズメバチも天国であるかのようにわんさかいます。 (-"-;)
もちろん、ミツバチにとっても天国なのですが、この3者の勢力が強く有効な対策を講じないとほとんど年を越すことは不可能なくらいです。素人養蜂家がハチを飼い始めても続かない要因の第一と見ています。
初夏の大流蜜期が終わると、スズメバチ対策で頭の痛い時期でもあります。
昨年も誘因液でかなり捕らえたのですが、それ以上にヤツらは多いのですが、しかし、この時期に捕らえることはかなり有効と思っています。
皆さんも、ハチ場の近くのスズメバチはできるだけ巣が大きくなる前に全滅させましょう。
写真はいつも出入りする裏の倉庫の天井に作っていたモンスズメバチ?の巣です。ここまで大きくなる前に全然気が付きませんでした。(>_<)
Re: 始動! - M/鹿児島
2017/05/14 (Sun) 20:07:55
森野さんもいよいよエンジンがかかってきたようですね。(^o^)
簡単にできると言ってもメンドイことではありますから、早めに作っておくと安心ですね。
本日、やっと、20箱になりました。
朝からヒーヒー言いながら作っているところへ超ビギナー氏がやってきて・・・(^_^;
結局、2人分のも合わせてあと10数箱作ることになりました。
(>_<)
ところで、私は素材は製材所から「規格外!」を購入しています。たぶん、坪単位と思いますが、2m×1.5m×高さ2mくらいに4本の柱を立て、その中がいっぱいになると販売です。
これをユニックで運んできて、そのまま下ろしますからラクチンです。
板の幅は120、150、180、厚さは12~18が混じっています。
規格外と言ってもほとんどが「節」が多過ぎるか、または「虫食い」なのですが、立派に使えます。
総数は数えたことはないのですが、300枚以上はあると思います。これで1万円です。\(^o^)/
巣箱にも、継箱にも「あいじゃくり加工」して2枚合わせて使います。使い物にならないものも若干ありますが、9割以上は使えます。
皆さんも規格外の材を調達し、巣箱を作りましょう。\(^o^)/
Re: 始動! - 森野
2017/05/14 (Sun) 17:14:50
空洞式
お盆までに間に合わせたいと思ってますが
仕事と蜜蜂以外の農作業があらたに増えた為 なかなか空洞式の作業が進みません。
******
自分の自作箱は...
天板と底板は同じモノを使用して 置くだけ・載せるだけと単純な仕様です。
箱はすべて継箱みたいな箱で ハカマは無し。
板の厚みを利用して 重ねる構造です。
置くだけなんですが ズレません。
一応 ズレ防止にはPPバンドを使用してます。
*******
新たに天板・底板に内巣門を開けた内巣門板を作成して
内巣門板と底板の間に 外巣門枠を置く仕様にしようと思ってます。
*****
天板と底板と反り防止用の補強と外巣門用の枠は 厚さ12~13ミリです。
内巣門板24~26ミリ
外巣門板12~13ミリ
底板24~26ミリ
空洞部分の隙間は 天板底板の表裏組み合わせで 12~13ミリ仕様・24~26ミリ仕様・36~39ミリ仕様の3種類に変更できるようにしようと思ってます。
******
間に合うようにぼちぼち進めていこうと思ってます。
Re: 始動! - MC2
2017/05/14 (Sun) 14:11:05
私の蜂場は小型が来るだけで、大スズメは来ませんので助かっています。しかし先日のふそ病検査で担当者から5kmほどの地域にはたくさん居るとの情報。今のうちに知識を得たいと注目をしております。楽しみです。
Re: 始動! - M/鹿児島
2017/05/13 (Sat) 22:11:21
MC2さん、確かに第2巣門は複数個アリ!もいいと思います。
ただ、私が昨年作った空洞箱のひとつは正面巣門、両サイドに明り取りのための金網窓を作りましたが、その窓にミツバチたちが群がる傾向があり、窓としての開口口は考えものです。
空洞箱を“ただの通り道”として認識させるために、内部はできるだけ明るくしたほうがいいようです。そのために第2巣門は大きな開口部としています。(7ミリ角の金網。大スズメバチは通れない)
8月盆を過ぎるとそれまで来ていたコガタスズメバチ、キイロスズメバチなどは大スズメバチが襲来することにより影を潜めます。このときに捕虫網などで捉えて、ピンセットなどで巣箱の上に置いた粘着版に乗っけます。
これが囮となって、やってくる大スズメバチは次々と粘着版で捉えることができます。直射日光に当てなければ2日間は有効に使えます。捉えた大スズメバチは元気のいい数匹を残して、残りはピンセットで取り除くと粘着版は何回も使えます。
いっぱいになった粘着版をその都度、捨てるのはもったいないです。(笑)購入費用もバカになりません。
(数百匹以上は捉えますから・・・)
今年は第2巣門全体を高圧パルス電気で取り囲むように、現在試作しています。昨年は電線を使いましたが、どういうわけか電線周りにミツバチが屯する傾向があり、感電事故が頻発しました。今年は電線ではなくアルミホイルを敷設するように模索しています。うまくいけば大スズメバチは瞬殺です。(^o^)
アルミホイルは防水用テープで、そのまま張り付けることができて、漏電対策にもなります。
いずれにしましても、巣箱内からミツバチが応戦しないことを確認していますが、今年はそれが間違いないか断定する年になりそうです。おそらく世界で初めての完全な大スズメバチ対策になるはずです。(笑)
空洞箱の制作は、シンプルイズベスト!できるだけコストをかけないよう規格品の15✖150✖2000の杉材板を粗板のまま、カンナ掛けなしで使っています。底板はベニヤでも可。
巣箱と同じサイズで、高さだけが低くなります。(150ミリ)
誰でも簡単に作れます。
MC2さんはじめ、皆さんもテストにぜひご参加ください。
そして、この掲示板で効果など公開されるとうれしいですね。
昨年は群消滅までの被害はありませんでしたが、それに近い程の大打撃を受けた巣箱が3箱ありました。
巣門の下の累々とした死骸をみるたび悄然としたものです。
大スズメバチ対策はハチ飼いの必須項目です。
もっとも、浦添さんところには生息していないようですが・・・(^_^;
Re: 始動! - MC2
2017/05/13 (Sat) 20:03:47
M/鹿児島さん、質問です。
第二巣門を複数=例えば4方向に=付けると、敵は一層混乱するのでは??
Re: 始動! - MC2
2017/05/13 (Sat) 15:44:29
素晴らしい!!
納得です。
この掲示板は科学的で、最高です。
うなることばかりです。
Re: 始動! - M/鹿児島
2017/05/12 (Fri) 06:59:36
ゴミが溜まっている!ということは、完全に巣箱外(居住区害)として認識しているようですね。私も通年、空洞箱を設置したままにすることも考えましたが、大流蜜期にハチたちに“重き荷を背負うて・・・”を思うと不憫でならず、取り外したことは報告済みです。
ただ、継箱の下(空洞箱の上)に隔王板ならず、ベニヤ板を取り外せるように置いていますから、掃除は継箱を外して簡単にできます。\(^o^)/
また、電気柵もあきらめてはいません。(笑)
いくつか試作していますが、実用段階になったら公表します。
今年は、空洞箱と粘着版使用でほぼ完ぺきな大スズメバチ対策が完成すると自信を持っています。(^_^;
大スズメバチ焼酎漬けがほぼ熟したようですが、まだ、試飲はしていません。強精にかなり効くらしいですが・・・(笑)
Re: 始動! - う@沖縄
2017/05/12 (Fri) 01:21:52
今年は大きな成果が出るのではないかと期待しています。
沖縄の空洞式巣箱は、ずーと放置していたせいか空洞箱の底にゴミが溜まっています。 ミツバチは元気です。
M様、K様の実験結果を楽しみにしています。